やっぱり大切な行動計画

達成したいことが明確に分かっているにも関わらず、達成に直接的につながる行動ほど、後回しになってしまうことが多くあります。これは人の習性なのですが、修正することは可能です。方法もいくつかありますが、一番簡単なのは行動計画に落とし込んでしまうことです。

夢実現は特別なことではない

夢実現などというと、あまりにも漠然としていて分かりにくいかも知れませんが、仕事の中で達成すべき目標とか、私生活の中で願っていること、例えば「今月中に洗車したい」から「家を購入したい」まで、色んなシーンに置き換えて考えてみると、同じ構図を見出すことができるのです。

夢への接近

夢を実現させるための行動を、今日一日にどれくらい捻出できましたか?目標を掲げて達成したいという強い思いを持っている事に対して「その延長線上に達成がある」といえる行動を、どれくらい捻出できましたか?今日の始めと終わりとで、夢実現にどれくらい近づけましたか?

夢と行動

現状に満足していない人のほとんどは、自分の夢が何かを知っていない事が多いと言います。夢や目標が定まっていないのに、何を達成したいのか、自分でも分かっていないというのです。次に多いのが、夢や目標は明確に持っているけど、達成するまでの直接的な行動がとれていない人だと言います。

大目標

社内の誰もが、いちばん大切な大目標を知っています。ところが日々の業務は、大目標を達成するために細分化された中目標、中目標を達成するために細分化された小目標、そして小目標を達成するための作業を行っているために、ついつい大目標との繋がりを見失ってしまいます。今やっている作業が、いつも大目標まで繋がっていなければ、効率がいいとは言えません。

夢がなければ行動できない

状態目標があるから行動目標と行動計画が生まれます。これらは細分化しなければ状態目標のまま、つまり、ただの『夢物語』のままです。ただの夢でもないよりマシと言いますが、それは、行動目標と行動計画に落とし込めて初めて価値が出るというもの。夢がなければ具体的な行動は起きません。

教えてあげよう

何かを吸収して自分のモノにしようと思うなら、誰かにそれを教えてあげるのが一番いい。自分が学んできたことを、部下や後輩に教えてあげると、自分が一番成長できる。家族や友達、それが誰であろうと、また、どんなに些細なことだろうと、どんどん人に教えてあげよう。

地球上に存在する物

地球上にあるものは全て、最初からなかった物ばかりです。最初から存在していた物なんか何一つありません。それらを存在する物に変えてきた人達は、みんな『やった事がない』ことをやってきたのです。いま存在しない物を存在する物に変える人が、あなたではダメだという道理などないんですね。

やった事がないことだらけ

『やった事がないので分かりません』…この先ずっと『やった事がない』ことばかりに見舞われますよ。『やった事がある』ことは、何の意識もなく目の前を通り過ぎて行くだろうけど、意識して立ち止まってしまうのは『やった事がない』ことに直面した時だけなんですから。

量も大切、質も大切

営業マンは数をこなす事に必死になって、ついつい質を重視する事を忘れてしまいます。一件一件の訪問のたびに『よろしくお願いします』と心の中で頭を下げる謙虚さと『きっといいお話をさせてもらえる』というイメージを持って臨もう。お客様は、ほんの少しの違いすら察知するものです。

昨日と今日と明日

今日の仕事を明日に繋げようと意識して活動するのは、多くの人が実践していることです。でも、昨日の仕事が今日に繋がっていたかどうかを確認する人は少ないようです。日をまたいで、大局観で仕事が首尾一貫しているかどうかは、効率を考える時には大切な視点です。

決断

何事を成すにも、まずは『絶対にやり切るんだ』という決断が必要。でもね、『絶対やるんだ』と百万遍唱えても、それは決断ではないんです。いくら頭で分かっていても、それも決断ではありません。疲れて帰宅した後、風呂に入るのが億劫になる時があります。頭では『早く入らないといけない』『絶対に入っとかないといけない』と分かっていても、それは決断ではありません。『よしっ』と立ち上がった瞬間こそが決断の瞬間なのです。決断とは行動の始まる瞬間の事なのです。

見よう見まね

『真似るは学ぶ』とよく言われます。どれだけ他業種で実績を積んでいたとしても、初めて仕事にあたる時は、まず真似をすることから。企画の考え方や計画の立て方…などと難しいことは後回し。とにかく簡単にできる事から始めます。喋り方、身振り手振り、あくびの仕方まで徹底的に真似してみましょう。

公式

速さ×時間=距離
距離÷速さ=時間
距離÷時間=速さ

これは小学校で習う算数の公式です。そして、これはビジネスに当てはめる事ができます。

速さ=仕事のスピード
時間=仕事に掛かる時間
距離=目標までの達成度

時間も距離も自分では変えることができませんが、速さは唯一、自分の意思で変えることが可能です。そして、速さを変えると連動して、時間と距離も変わるんですね。

車の運転

極論ですが、車の運転の仕方を見れば、その人が仕事のできる人かできない人か、凡その検討は付きます。右折レーンに入っても方向指示器を出さない人、歩行者が道路を横断しているのに間を縫うように走り抜ける人、信号機が赤に変わる瞬間に交差点に突っ込んでくる人、…このような『思いやり』に欠ける人で仕事ができる人を見たことはありません。

アイデア帳

アイデアとは『ひらめき』です。ひらめきの瞬間には企画や計画に結びつかない事も、後で重要なアイデアに帰結する事はよくあります。手帳をアイデア帳としても活用する人は、その事をよく知っています。手帳に予定だけを書くというのは、あまりにも勿体ない。今この瞬間に思いついた事も書き留めよう。

手帳

できる人ほど、その手帳は汚れてボロボロになっています。粗末に使ってボロボロになっているという意味ではありません。綺麗にボロボロなのです。会社の雑巾が汚れている所ほど社内は綺麗し、のれんが汚れている寿司屋ほど商売は繁盛しています。手帳は、その人にとって唯一無二の有能な秘書なのです。

見栄

優雅に水面に浮かぶ白鳥。実は水面下では必死に足をバタつかせて泳いでいるんですね。影の努力を人には見せず、いつも優雅に平然と構えていられる人の周りには、何故か人が集まります。逆に、自身の苦悩や努力をたくさん語る人の周りには、人は集まりません。いい意味で見栄っ張りになってやろう。

強いチーム

『自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人がかりでも石は持ち上がらない。』ゲーテの言葉です。会社組織ではチームワークの重要性を説くことは多くあります。それは『誰かがカバーしてくれるだろう』という甘えを認め合うことではありません。個人の強い責任感をリンクさせることです。

ライバル

ライバルを恐れるな。
ライバルはこちらを恐れている。

成功

人生に遠回りなどありません。どんなに遠回りしたと思える道も、それぞれの最短最高の道なのです。どう考えても、今ある自分がすべてな訳で、その自分を作るために必要な道を歩いてきたのです。どんな目標に向かうのも出発地点は今の自分。これは宗教ではありません。極めて実践的な成功科学です。

苦労

自分で選んだ道なのだから、苦労と言ってはいけません。主観的にも客観的にも、まったくやる必要のないことを誰かにイヤイヤ強制されて『苦労しました』というのは間違いではないかもしれません。それでも、長い目で見れば、すべて自分を成長させてくれる『肥やし』です。やっぱり『ありがとう』です。

もっとありがとう

今日一日に何回『ありがとう』を言えたでしょう?何回『ありがとう』を言われたでしょう?数えるものではないですが、実際に数えてみると、意外に言えてなかったり、言われてなかったりしませんか?感謝力というのは、初めは訓練が必要。『はい』の返事のかわりに『ありがとう』で丁度いいぐらいです。

できない理由

時間がないから…、お金がないから…、人がいないから…、だから『それ』ができないと言う人は、時間があっても、お金があっても、人がいても、結局『それ』をやり遂げることはないでしょう。そして『それ』は何であっても同じことです。

ところで夢は何ですか?

引き算

ビジネスの世界では、仕事の効率を掛け算で例える事が多いですね。が、それは引き算の段取りの後の話。(目指す目標やゴール)−(現状の立ち位置)、この差を最初にしっかり確認しておかないと、諦めや挫折を招く事になります。

繰り返し

同じことを繰り返して、違う結果を得ることは期待できません。違う結果を望むなら、昨日とは違う事をしなければいけません。良い結果が出ても、それを繰り返しているうちに結果は変化します。次から次へと新しい事に挑戦していくしかないのです。これは、成功の秘訣というより、失敗しないための秘訣です。

名言

『どうするか』を考えられない人に
『どうなるか』は決して見えない。
(野村克也)

間違い

間違いを減らすのは簡単。間違えていないかを常に確認すればいいのです。そのためには、常に意識しておかなくてはいけませんね。

『自分は間違うことがない』と思っていることが、既に間違い。人間は間違いを犯すのが正常なのです。だから、間違いを犯さないよう、いつも意識しておくのです。

完結せよ

仕事は完了して道半ば。
完結して初めて終わり。
これは概念ではありません。
これは責任感の問題です。

諦めなければ…

相手に10点取られていたとしても、11点とりかえしたら勝ちです。決して、10点取られてもいいや〜という意味ではありません。例え今、負けていたとしても、最後まで諦めなければ、最後に勝ちを手にすることもできるんだ〜という意味です。

たった一球で…

九回までヒット10本以上を重ねていても、打線がうまく繋がらなければ得点する事はできません。九回裏ツーアウトまで相手打線を完全に抑えていても、たった一球の失投をホームランされればゲームセット。たったの一球で、です。勝負の世界は厳しいのです。そして、これはビジネスの世界でも同じです。